ケセラセラの日々。出来ることに感謝。

2011年乳がん発症。病気のことや日常のあれこれ。

アバスチン+パクリタキセルの副反応の自分への忘備録

三年前までに一年間くらいアバスチンの抗がん剤を受けてたときは体に出ている副反応の対処方法があるのを知らなくて何も対策できてなかった。
アバスチンの副反応は
①食欲が増す。
②全身が浮腫む。血圧が上がる。上が160を越えてくると血圧を下げる薬が出された。
③浮腫により皮膚がますます乾燥しやすく、固くなり、さらに痒みがひどくなる。
④神経がやられるので、手足の痺れと、下半身の脱力感(いわゆる膝が笑うという状態)になる。
その例として痛い思い出がある。
家の電話が鳴り、寝ていたのだが電話の音で起こされ、急いで電話に出よう寝床から急いで這い出て、自分ではしっかり立って一歩踏み出していると脳で感じているのに、実際は足は出ていなくて気付けば顔面から床に激突していた。何が起きたのかわからないほどの衝撃を感じたものだ。
寝起きすぐ動いてはだめだ。しばらく布団のなかで手足が動くのをたしかめてから起きるのかいいね。
味覚異変もあるが、そっちは10年前の初っぱなの抗がん剤の時に味が薄く感じるようになったままです。
料理では味見をしないようにしている。
自分の舌を信用しなくなったからだ。
料理中は料理が熱いせいもあって味が薄く感じる。おかしいと思いながら塩や醤油をどばどば足すと食卓に出すタイミングになると、バカ舌でも分かるくらい塩辛い。それから目分量で味向けして食卓には卓上塩と醤油を置き味が薄く感じる家族には自分で味を足してもらう事にした。

話を戻そう。
①の対処方法はお菓子など間食をやめる。あと夕食になるべく炭水化物を取らないか少量にする。
三年前にの思うがままに食べていたときは元の体重から10キロも増えていた。
当然洋服がすべて入らなくなりそれまでの服を全部捨てて、買いな直した。
②浮腫みを取る薬(利尿剤)を出してもらう。
これは主治医からは浮腫みはしょうがない、の一言で片付けられていたのだが、リンパマッサージをしてくれるリンパ外来の看護師に利尿剤で浮腫みを取る方法を教わった。
利尿剤で浮腫みにくくなると同時に、利尿剤には血圧をさげる効能があり、一石二鳥である。
③は風呂で皮膚を柔らかくして、皮膚の固さをとる。風呂から出たらすぐ保湿剤(私はキュレルのジェルローションを使っている)と病院で処方されるヘパリンが配合されている保湿クリームをローションの上から重ねて塗っている。
着けた直後はしばらくヌルヌルするが、すぐ乾く。
あとは病院で教えてくれるリンパ体操をして滞っているリンパを流すようにすればいいのだか、元来怠け者の私はパンパンに浮腫んでからやりだすので、焼け石に水になりやすい。
何事も日頃からやってないとある日突然足がパンパンに浮腫んで靴が履けず、サンダルだ。
あと、痒みだが塗り薬ではなかなか収まらない。ボララミンというアレルギーを押さえる薬を出してもらっている。日によってものすごく眠くなるときと、全然眠気を感じない日がある。
看護師さんからはものすごく眠くなるでしょう?ときかれるが、1日朝、昼、寝る前の三回飲まないと、痒みが出て掻き壊してしまい皮膚へのダメージ(浮腫みの悪化、掻き傷からバイ菌が入り感染症になる)がひどくなってしまうので、欠かさず薬を飲み、常に痒みが出ないようにしている。
抗がん剤の点滴後3日目から5日目までの三日間は体がだるい。ほんとは毎日運動するのがいいのだろうが、体がだるいと布団で寝ているの方が楽だ。体が楽な日に歩く運動をして筋力を着けるといいんじゃないかなと思っている。
今まで何回か入院して二週間ベットにしばられたことがあり、歳も40台後半になると、あっという間に、筋力が落ちた。
走ってるののに歩いているのと変わらない。買い物しても荷物が重くてたまらない。自転車の荷台に乗せるのも一苦労だ。
リンパかくせいしたほうの腕の浮腫みをかばうので片手で重たい物を持つと体への力のバランスが崩れ腰がいたくなる。そして痛いので布団に横になるというループの繰り返しだ。
今日も長くなってしまった。
また書くことを思い付いたらかきます。